ネタバレなし!【映画】『シャイニング』

ネタバレなし!【映画】『シャイニング』

深層心理でふるえる
しげとうみゆき(@miyukishigeto)です。

【注意】

根掘り葉掘り感想を述べる
独断に満ちたレビュー記事でございます。

あっ
でもネタバレはしませんのでご安心を☆

勝手なレビュー記事ですが
一映画好きとして
評価の☆はつけません。

私の審美眼?😅を通じて
お気に入りポイントをイラストで
記事の最初と最後で紹介しますので
そちらもぜひ見てみてね♪

【作品情報】

邦題:シャイニング
原題:The Shining
原作スティーブン・キング
監督:スタンリー・キューブリック
キャスト:
ジャック・ニコルソン
シェリー・デュヴァル
製作国:イギリス・アメリカ
製作年:1980年
上映時間:119分
言語:英語

【キューブリック監督の特徴】

ここではキューブリックの特徴を簡単に述べたいと思います。

もっと知りたい方は調べてみてください☆

・絵画のようなカットの連続!(一点透視図法)
・精神崩壊に追い込む程のリテイクの嵐!
・全てにおいて完璧主義者!
・重く深刻なシーンにブラックジョーク
・プラクティカル・ライト
・ステディカム(手ブレしないけど激重カメラスタビライザー)

【あらすじ】

小説を書き上げ人生逆転を計るジャック
執筆に専念もできて収入も得られるおいしい職
山奥ホテルの冬季管理人として
家族と住み込みで働くことになります。

仕事はホテルをあたためたりといった
簡単な内容ではあるものの
厳冬の地で長期間社会と一切のつながりが絶たれたりと
精神的負担が大きいため
過去に狂気に駆られた男が妻と娘を虐殺した事件が起きたほど。

俺は平気だと言い放つジャックだが
思うように執筆が進まない苛立ちと
ホテルに充満する異様な世界と重なり始める…。

【感想】

はじめて観たのは10才ころ。

それまで観たアメリカンホラー映画といえば
派手に銃やナイフを振りかざしたり
人がバンバン殺されたり
いきなり目の前に怖ーいヤツが出てきたりと
びっくり系が多い中
この「シャイニング」はそれまで私が観てきたアメリカンホラー映画とは完全に違っていて
「あれ?怖すぎる、なにこれ…」と記憶に濃く残ったちょっとしたトラウマ作品です。

観終わった後も
ジャックの狂気がねばっこく染みついて
子供ながらもなんて長く引きずる映画なんだ…と
いや~な気持ちになったのを覚えています。

大人になった今
また観直してみたら
感じとるものが違いすぎでいながらも
依然すごい作品だなと思えたので紹介しますね☆

サイキック系よりなスティーブン・キングの原作に対して
日常にはびこる狂気や
歴史的にも繰り返す人間が併せ持つ残虐性などを描いているのが
キューブリックの作品。

一貫した構図の美しさに魅せられる芸術的センスがあり
そのくせ最初から最後まで
なーんか全体的に不自然さにあふれている所が恐怖感をあおる
革新的かつ伝説的なサイコパスホラー映画です。

あたくし的には
ただのホラー系でもなくサイコパス系でもなく
もっと政治的な脅威をひとりの男の狂気を通じて
意味深な恐怖として描いたように思います。

この山の上ホテルが建つ場所はインディアンの墓で
虐殺もあったというシーンがさらりと出てきて
ジャックもふーんって感じですが

よくそんな場所に建てるね…。

その上侵略しておいてインテリアはインディアン調って…。

といったように
ひとつひとつに世界が流した血の歴史の罪悪感を投げかけるような不協和なシーンや音楽
ここまでひどい様子を描かないとみんな気づかないだろうな
と言われているような気すらしてきますし
そのわりに
登場人物は我関せずであったり
いきなりシリアスなシーンにヌードのポスターがデカく貼られていたり
犬男と紳士の無邪気な戯れなどがなんとなく紛れこんでいて
より混乱を呼びます。

こちらまで狂いそう
ええ、もうずいぶん前から狂っているかも、

もはや何が正しいのかも分からない、はい。笑

【印象的なもの】

正直どれをとっても印象的なんですが…

・救いのホープ料理人ハロラン

唯一ダニーと超能力でつながっている人で
わざわざ色んなものを乗り継いで助けにやってくるんですけれど…。

・シンメトリーな迷路

まさに人間の深層心理の縮図!
ミイラがミイラ採りになるといったブラックなメッセージを受け取ってしまいました。

・ホテルの外観と内装のインテリア

つぎはぎ感のあるホテルのインテリアが面白いんです。

・アール・デコ朝のエレベーター

インディアン風のタペストリーやカーペット
カントリーな花柄の壁紙
シックなターコイズ色のバスルーム
無限に狂いそうな幾何学模様カーペット…。

様々なスタイルがひとつの
ホテル内に混在している様子に
何かと考察してしまいそうです、はい。

【こんな人におすすめ】

・都市伝説好き

これを観ると都市伝説好きさんはたくさんの点に気づくことがあるでしょう。

・近代アート好き

元々フォトグラファーなキューブリックなので
きっと構図の美しさに魅了されるでしょう。

・映画分析好き

登場する道具やカメラワークの動きや音楽など
ひとつひとつから紐解いて分析するのが好きな方にはヨダレものの逸品でしょう。

【お気に入りポイント】

・双子(ダイアン・アーバスとバッチリかぶる)

軽く「こんにちは~♪」風に双子がふと現れ
恐怖にふるえるダニーですが
まぶしくてなんだか真実を知る者のようにも見えたりするから不思議です。

ちなみに双子の女の子の写真で有名なダイアン・アーバスにオマージュを捧げたと言われているシーンですが
うなずけるようなやさしい光を放っています。

作品内で実は一番まともで愛と希望にあふれているシーンなのかもしれません。

・親子のイモペアルックとダニーのセーター

これは何か狙ったる感たっぷりです。

もしかしたらここで都市伝説好きさんは気付くことがあるかもです。

・シリアスな表情とは裏腹なブラックジョーク

テレビのニュースを通じてダニーの身を按ずるハロランに反して
壁に2枚のヌード写真が貼られているのですが
あえて空気を読まない
それどころかあえて空気を乱す様子に
油断していると思わず笑ってしまいます。

「時計仕掛けのオレンジ」でも危うくこの罠にハマりそうになったことがあります。

いつの時代にも迷作と呼ばれる
老若男女楽しく?怖く観れてしまう
様々な恐怖を引き出してくれるであろう
「シャイニング」でしたー!

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