初代ゾンビ映画なんかをかじっていたまだまだホラービギナーだった幼少期の私に重く深い闇の扉を開いた
シネマ的にも個人的にも伝説と呼べるサイコスリラー映画
それがスタンリー・キューブリックの「シャイニング」。
映画の知識も何も知らない頃に上質な映画に偶然触れる機会があったことにまず感謝。
口下手筆下手な私には到底語り切れないほどの魅力が詰まっていて
まずどこから始めていいのやら…。
何歳になっても何度観ても様々な捉え方のできる映画や芸術作品ってあると思うんだけど本作もそのひとつ。
子供の頃はそんじょそこらのホラーが比べ物にならないくらいに怖かったしそもそも人間って怖…くらいだったのが
大人になってからは生きるって大変…追い詰めすぎて気が触れてしまったといった風に感じとる点は変わっていき
今となってはむしろ社会問題にまでなりかけているかもしれないという
ただのサイコスリラーの枠にははまり切れない
社会的メッセージがシーンの端々に散りばめられているんで瞬きをせずに観てしまう類の映画。
スティーブン・キングの原作とは違った解釈も多いらしいのですがこれは世代を超えてオススメしたい作品のひとつ☆
イラストになっているのは私が印象深かった所、絵的に美しいと感じる所(ダイアン・アーバスへのオマージュ)、思わず笑ってしまった所、可愛いインテリア等々を切り取らせてもらいました。
映画を観る際には探してみてね♪